為替が??

なんか円ドルが100円切っちゃいそうな勢いですが、ユーロは対円でピーク時から20%以上下落しちゃってるのかな。本石町日記さんで「烏合の(欧)衆がやっぱり不安」と書かれていますが、まさに欧州通貨統合は正念場だと思います。烏合の衆の悪い面が全部出てます。言うに事欠いて日本が悪いって、そんな責任論を云々してる場合じゃないでしょ。

で、こんなときに不謹慎なことを思い出してしまいました。
日本の名目一人あたり成長率が先進国下位になった件(再トライ)(2007.12.29)
もしかして、為替の影響で今年度の日本の一人あたり名目GDPランキングは爆アゲなんじゃないかなと。「所詮その程度のものなので、あんまり気にするな」と言う意味で上記のエントリーを書いたつもりなのですが、自分が一番気にしていた事に苦笑しています(笑)

一方で、この状態が続くと、ドル・ユーロの為替防衛という話になってプラザ合意パート2みたいな枠組みが作られて、外圧による猛烈な金融緩和の時代が来てくれるんじゃないかと密かに期待してみたりもしています。糞詰まりになっているインターバンクが回復してくれて、それでも惰性で緩和が必要な情況にならなければなりませんが。願望せずにはおれません。

しかし、この期に及んでも事前に「現状維持」とバレバレになっている日銀の政策決定会合ってのも恐ろしいモノだなぁ。フォワードルッキングってのは願望とか妄想の事なんでしょうね。外圧を期待せずにはおれません。麻生さんがG8開催を呼びかけて、それを盾に総選挙延期を表明して、そこで日銀に箍をはめちゃったらどうでしょうかね。

テレビやネットで乱れ飛ぶ金融経済の悲観的なお話もそうですが、地元の飲み屋街もすっかり閑古鳥が鳴いてしまっていて、相当悲惨な情況になっています。総理が緊急経済対策が必要と力むのも決してポーズだけではないでしょう。