非正規雇用問題も大事だけど・・・

今日はへべれけです。飛車@泥酔状態です(笑)。本日はちょっと飲みに出ていたわけですが、そこの店でNHKをずっと映していまして、NHK特集の「セーフティーネット・クライシスII非正規労働者を守れるか」なんて番組を流していたわけです。飲みながら右斜め後方45度にテレビがあったので、正直いってほとんど見てません。ただ、ところどころ見たものに対して、どうにも一言言いたくなってスレ建てします。

1.既に正規雇用者も問題になってるんじゃないの?
番組が始まった瞬間に*1感じた違和感は、「既に非正規雇用の問題だけじゃなく、正規雇用と言われている人たちも、業種によっては*2、既にとっくに首筋が寒くなっているんじゃないの?という事です。もう、とっくの昔に個別の企業の企業努力なんてレベル超えていますよ。マジで。というか、企業努力と言われている行為がむしろマクロ的には貯蓄のパラドックス的な行動になっているわけで。

NHKに限らず、最近のマスコミは、こうやって階級闘争を煽っているわけですが、階級闘争の問題なんて既に超えていますって。そんな暇があったら、政府というか、政府の景気対策に難癖つけている野党と、日銀を徹底的に批判して欲しいなぁと思った次第です。

なんで、この状態で、ダウンサイドだけじゃなくアップサイドのリスクまで考える必要があるの?フォワードルッキングだから、何を言っても平気だという事なの?なんというか・・・僕は法学部的修辞が大嫌いな人間ではありますが、日銀の表*3の人たちの発言を聞いていると・・・どうにも、許せなくなってくるのです。

2.企業の社会的責任?
途中で、ぱっとテレビみたら、たまたま「企業の社会的責任」ってテロップが出ていたんです。その後の展開については聞いていません。

が、僕が思ったのは、企業の社会的責任なんて最初から存在しないよという事。そして「非正規雇用(=派遣労働)を許容したのは、当時の政府じゃないの?」という事。ある法律を改悪して、事後的に問題が起きた時に、だからといって改悪された法律にあわせて行動した企業の責任にされちゃうのは法治国家とは言えないんじゃないかと。僕は非正規雇用の問題とか良くわかっているつもりなので、敢えて言う。個々の企業を批判する前に、派遣業の規制を緩和したことを反省しろと。そして、それに賛成していた連中を列挙して徹底的に糾弾しろと。非正規雇用という層が存在して階級闘争みたいな議論にされるのは、非常に迷惑だ。

もっと言う。企業経営者が、なぜか「有識者」という理由で、政府の意思決定に非常に強く関与している事が多いが、あれは絶対に許しては駄目だ。だって、普通に考えたら、「特別利害関係者」だよ。不良債権処理に関するプロジェクトチームに、不良債権処理の営業をしているK氏を入れるなんて、常識的には考えられない。日本の労働問題を考える際に、恐らく一社では日本で最大の日本人を雇用している某社出身の経団連元会長が影響力を持つなんて、考えられない。何故、今、このような不可思議な事が行われているのか、それに対して、メディアが何も疑問を呈さない理由が全く理解できない。僕は非常に冷めた目で、これらを見ざるを得ないのでありました。

酔っ払っているので、本日はこの辺で勘弁してください。でも、最近の政府系の人選は(某党の反対の結果、全て日銀系で固められた日銀執行部も含めて)全くもって不可解な事が多すぎです。

*1:僕は民放のオカ板並みな番組から見たらずっとNHKがマシと思っている人間でありますが

*2:むしろ非正規で問題になっている業種ほど

*3:執行部と審議員