アリバイ工作

日銀の福井総裁が「輸入物価が上昇しても、給与さえ抑え込んでおけばインフレにはならない」みたいな事を言っていたようですが、頭に血が上っている間に更新するのは良くないと冷却期間を置いていたらすっかり古いネタになってしまいました。

せめて月1回は更新しないと格好がつかないので、今まで自粛してきた食い物ネタ*1を、アリバイ工作で使っちゃいます。

これは最近行くようになった、地元の河豚屋さんのお料理です。河豚屋さんなので、10月1日になるまでは河豚がありません。当然、お店は閑古鳥が鳴いており、ツレがいないと客は僕一人で、親父さんお袋さん*2がマンツーマンで相手をしてくれます。だがそれがいい(笑)

夏場は代わりに色々なものを出しているのですが、その一つに、鰻の素焼きというのがあります。

注文すると、クーラーボックスから活きた鰻を出してきて、目の前で裁いて、蒸して焼きます。大体30分くらい。蒲焼もできるのですが、口の中に鰻の油がジワーっとあふれ、テンコ盛りにした山葵と交じり合っていく時の味わいが絶品で素焼きしか喰った事がありません。国産の多分天然物なので、サイズがマチマチで「今日は旨いよ」、「今日は小さいしイマイチかも」という感じになっちゃいます*3が、まあ、それも楽しみの一つ。10月1日になると鰻は来年までお預けになってしまうので*4、なんだかんだと理由を作って飲みにでかけています。

そして、その時の友がこのお酒。

泡盛の「春雨 無濾過」だそうです。スモーキーな香りが絶品。異次元の泡盛です。アルコール度数が44度と、かなり高いので注意が必要です。美味しい美味しいといつもの調子で飲んでいると、通常の倍の速度で酔っ払います。でも、ついつい飲んだくれてしまいます。写真にもあるように、そろそろ瓶が空いてしまいます。次がいつ入手できるか、心配の種は尽きません。

このお店、他にも軍鶏鍋とか、すっぽん鍋(要予約)とかあるのですが、とりあえずフラーっと行って、刺身と鰻の素焼きと軍鶏鍋でウマーしています。軍鶏鍋は写真取り忘れましたが、出汁が一杯でた汁をお猪口で飲むと、2度ウマーです。

10月になったら、てっさと河豚鍋と、気が向いたらアンコウ鍋で楽しむつもり。ただ、時期になったら混むんだろうなぁ。

P.S.
一時期ドラマ撮影でこっちに来ていたキムタクが2回ほど来店したらしいです。でも、この親父さんは「あんたキムタクに似て良い男だねぇ」って2回連続で言ってしまい、テレビ番組でキムタクがその事を怒っているのを見て、やっと本物だったことに気づいたという逸話の持ち主です。それ以来来てくれないそうです。

*1:いつも、同じ店でいつものモノを注文するので、すぐにネタ切れになっちゃうのです。

*2:大将・女将さんというより親父さんお袋さんな雰囲気な方々です。

*3:この写真の時のは小さくて、どちらかというと外れの日でした

*4:河豚屋さんに失礼ですね。でも、夏場の河豚屋さんは色々工夫されていて面白いものが一杯あります。店も静かだし(笑)