Yes, I'm alive!
僕の業界は超遅行型なので、不況の影響が出てくるのはこれからなのでしょうが、そろそろちらほら顧客業界の最大手の信用問題なんてのが裏でこそこそ話し合われるようになってきています。多分、非常に狭いとはいえ弊業界内で一番最初に「あそこはビジネスモデル的に見て、急に危なくなるかも知れない」と言い出したのは僕なので、周囲があわせてくれているのかも知れませんが・・・でも総合商社さんなんかはもっと早くからわかってるんだろうなぁ。メガバンクさんなんかは良く知ってるんだろうなぁ。きっと。
年明け早々新年賀詞交歓会なるものもいくつか行ったのですが、まあ「お先真っ暗」ネタばかりで萎える事しきり*1。そんな中、某党若手議員の方は意図的な漢字誤読をネタにして挨拶していたりして、「おいおいどっちを見て仕事をしているんだ」と心の中で毒づいた次第であります。あそこには消費税増税の反対だけやってて欲しい*2。
さて、そんな中で、極めてローカルな新年会に行った時の事。多分その筋の方なら必ず名前を知っている自動車の部品メーカー*3の会長さんが冒頭の挨拶をされました。その方は多分70〜80歳くらいかな。曰く
「こんだけ生きていれば、30年に1度くらいは、こんな事もあります(ガハハw)」
いや・・・豪快に笑い飛ばしていました。「あがいてあがいて、生き残れば何とかなるさ。いつもの事だよ。」と言うような話でした。思い切り景気先行指数の業界だし、連日のマスコミ報道見ているとまさにお先真っ暗の典型の業界なわけで、何を言うんだろうと思って見ていたんですよ。どんだけ厳しい話をするかと思っていたわけです。こういう人にこういう事を言われちゃうと説得力ありますよね。少なくとも過去に積み上げてきたトラックレコードがありますから。*4
ブログでも内心でも、合成の誤謬が・・・貯蓄のパラドックスが・・・と思っていたりして、若干思考が分裂気味になるときもありますが、それはそれ。お国にちゃんとやってもらうしかないわけで、こちとら民間で勝手にやらせてもらうしかないなぁと、危機に備える意識を強くした新年でありました。
P.S.
しかしなんか、色々な評論家の話を聞いていると、民間(個人も法人も)が自己責任でなんとかすべきことと、国でまとめてやってもらうべきことの、区別がちゃんとついていない人が多いなぁと思ったりもする。皆きっと我田引水したいんでしょうね*5。